ゆるテックノート

データサイズの単位まとめ

データの大きさは「bit/byte」「10進/2進の接頭辞」「Bとb」の表記揺れで混乱しやすい分野です。よく使う単位と読み解き方をひと目で確認できるよう整理しました。

📏 データサイズの基本

まずは最小単位と基本換算を押さえます。

bit と byte の違い

  • 🔤 bit(b)は0/1の1ビットを表す最小単位。ネットワーク速度表記(bps)で頻出。
  • 🔤 byte(B)は8bit。ファイルサイズやメモリ容量は通常この単位で数える。
  • 🔤 nibble(4bit)は16進数1桁に相当し、サイズ計算やビット分割の説明で登場することがある。

換算の早見表

単位 換算 補足
1 bit 0 か 1 のいずれか 最小の情報単位
1 byte 8 bit ASCIIなら1文字ぶん。UTF-8は1〜4 byteで変動。
1 KB (10進) 1,000 byte (10^3) ストレージの公称値などで使われる10進キロ。
1 KiB (2進) 1,024 byte (2^10) メモリやファイルシステムで一般的な2進キビ。
1 MB (10進) 1,000,000 byte (10^6) 10進のメガバイト。広告やスペックで多い。
1 MiB (2進) 1,024 KiB = 約1.05 MB 2進のメビバイト。値の差が明確。

🧮 接頭辞と表記揺れ

10進(SI)か2進(IEC)かで値が微妙に異なります。

10進と2進の違い

ストレージは10進(GB)、メモリは2進(GiB)で表記されることが多く、同じ「1G」でも値が異なるので注意します。

表記 基準 よく見る場面
kB / MB / GB 10進 1kB = 1,000B
1GB = 1,000,000,000B
SSDやHDDの容量表記、データ転送量の広告
KiB / MiB / GiB 2進 1KiB = 1,024B
1GiB = 1,073,741,824B
OSのメモリ表示、ファイルシステムのブロックサイズ
KB / MB(混在) 文脈依存 多くは10進だが機器やソフトで揺れやすい 設定画面やマニュアルであいまいに使われがち

読み間違えを防ぐコツ

  • 👀 単位の大文字小文字(B/b)と接頭辞(k/ki)をセットで確認する。
  • 👀 仕様書で「10^6 を1MBとする」「1024を1KBとする」などの注記を探す。
  • 👀 メモリやイメージサイズはバイナリ(MiB/GiB)で測る方が再現性が高い。

⚠️ よく見る表記の読み方

速度と容量で単位が変わるため、意味を取り違えないようにします。

通信速度の bps

  • 🌐 1 Gbps = 1,000,000,000 bit/s。byte換算では 1,000,000,000 ÷ 8 = 約125 MB/s。
  • 🌐 大文字B(B/s)は1秒あたりのバイト数、小文字b(bps)はビット数。
  • 🌐 プロトコルオーバーヘッド(TCP/IP, TLS など)で実効速度はさらに少し下がる。

ストレージ容量の表記

  • 💾 メーカー表記の「512GB」は10進(512,000,000,000B)が多く、OSでは約476GiBと表示される。
  • 💾 容量見積りでは「GiBで計算する」「10進で計算する」をチームで統一しておく。
  • 💾 クラウド料金は「GB」「GiB」が混在する場合があるため、課金単位の注記を確認する。

💡 実務で役立つ目安

ざっくり換算の感覚を持っておくとトラブルシュートが速くなります。

覚えておくと便利な換算

  • 1MiB ≒ 1.05MB。100MB(10進)は約95.4MiB。
  • 1Gbps の理論上限は約125MB/s。10Gbpsなら約1.25GB/s。
  • 10MBのファイルを100Mbps回線で送ると、理論値で約0.8秒(オーバーヘッドを除く)。

記録・表示のすすめ

  • 📝 ログやDBには byte 単位の整数で保存し、表示時に人間向け単位へ変換する。
  • 📝 UIでは「値 + 単位」を常にセットで表示し、接頭辞(GiB/GB)を明示する。
  • 📝 外部仕様やAPIは、単位を文字列で示すフィールドを用意すると誤解を防げる。