ゆるテックノート

QRコードでできることまとめ

URL誘導だけではもったいないので、生活や業務でよく使うパターンと、デザインや計測の工夫をまとめました。仕様は ISO/IEC 18004 に従う前提で、読み取り品質を落とさないコツも添えています。

💡 よく使うユースケース

シンプルな用途ほど読み取り成功率が重要です。用途に合わせてデータ量と誤り訂正レベルを調整しましょう。

代表的な使い道

用途 内容 ワンポイント
Web/LP誘導 URLをエンコードしてアクセスを誘導。 短縮しすぎず、ドメインで安心感を示す。
アプリのディープリンク 自社アプリの起動パラメータを埋め込む。 ストア遷移のフォールバックURLを用意する。
Wi‑Fi接続 SSID・パスフレーズをWIFI形式で格納。 公開エリアではネットワーク名も掲示し誤接続を防ぐ。
決済・送金 Pay系コード、請求先URLなど。 金額や宛先を表示し、改ざん防止にHTTPS必須。
イベント受付・チケット チェックインIDや署名付きトークンを格納。 端末オフラインでも検証できる仕組みを用意。
名刺・vCard 連絡先情報をvCardで格納。 文字数を抑え、読み取りにくい漢字はフリガナも添える。

🎨 アイコン埋め込み・装飾のアイデア

中央にロゴを置く、背景をカラーにするなどの装飾は、読み取り品質を守りつつ実施します。基本はISO/IEC 18004のモジュール配置を壊さないこと。

ロゴやアイコンを中央に入れるときの目安

  • 誤り訂正レベルは H を選択し、余裕を確保する。
  • ロゴ面積はコード全体の約15%以内を目安にする。
  • 位置検出パターン(角の3つ)とタイミングパターンを絶対に隠さない。
  • 静かな余白(クワイエットゾーン)を4セル以上確保する。
  • 実機カメラでの読み取りテストを複数端末で行う。

配色・背景の工夫

  • 🖌️ 前景を濃色、背景を淡色にして十分なコントラストを確保する。
  • 🖌️ グラデーションを使う場合は高コントラストを維持し、モジュールが溶けないようにする。
  • 🖌️ 透過PNGを重ねる場合は、下地の模様でモジュールが欠けないかチェックする。

📈 計測・多言語・運用の工夫

同じQRコードでも配布場所や媒体ごとに計測や出し分けを設計できます。

アイデア集

  • 🔧 短縮URLやリダイレクト先で UTM パラメータを分け、媒体別に効果測定する。
  • 🔧 アクセス時のAccept-Languageや端末種別を見て多言語ページ・アプリストアへ振り分ける。
  • 🔧 期限付きURLを使ってイベント終了後に案内先を変更する(動的QRの運用)。
  • 🔧 オフラインでも使えるテキストや設定(Wi‑Fi情報、簡易マニュアル)を直接埋め込む。
  • 🔧 デジタルサイネージでは時間帯でリダイレクト先を変え、表示内容と合わせる。

🧭 リリース前のチェックリスト

最後は読み取りテストがものを言います。印刷物・画面表示の双方で検証しましょう。

最低限の確認

  • ✔️ 主要スマホOS(iOS/Android)の標準カメラと主要QRアプリで読み取れるか。
  • ✔️ 室内・屋外、強い照明・反射環境で読み取りに支障がないか。
  • ✔️ 印刷サイズが小さすぎないか(5〜7mm/モジュールを目安に再確認)。
  • ✔️ リンク先のSSL証明書やリダイレクト設定にエラーがないか。
  • ✔️ 商標表記が必要な場合は近くに「QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。」を入れているか。